2002年03月10日
トーノZEROアニメ感想ギャラクシーエンジェル total 2267 count

真の色気のあるアニメとは

Written By: トーノZERO連絡先

 今日のギャラクシーエンジェルも凄かったですね。

 前半は、どんどん人格が入れ替わるにも関わらず、なぜか入れ替わった状態に馴染んでしまうことが、妙な面白さになるというお話。ぶちのめした腹いせに復讐に来た暴走族まで馴染んでぼ~っとしてしまう光景が面白い!

 ですが、後半はもっと凄い。ギャグの要素はまったく無いし、事実上、フォルテさんと中佐しか出てきませんし、他のエピソードとどう過去が整合するのかも分かりません。ですが、そんなものは、作品の良さの前では、どうでも良い些細な問題です。凶悪な戦闘ロボットと戦った恐怖をトラウマとして抱き続けるフォルテ。そのロボットを狩るために任務が与えられて中佐と二人で出動します。囮として踊りまくって二日酔いで吐いてしまう情けない中佐。だが、真の男女の関係というのは、相手が情けないとしても、それを許せるものでしょう。むしろ、情けないところをさらけ出せるからこそ、深い関係なのだと言えます。そして、フォルテさんがロボットに追いつめられ、弾も尽き、ぎりぎりのピンチの時。駆けつけた中佐が一発の銃弾を投げて寄越す。その一発でロボットにトドメを刺すフォルテ。この一発の銃弾にこそ、真の色気が宿っていると言えるでしょう。それは、仲間がまだ一人も居ないセーラームーンのピンチに現れ、本当にぎりぎりの所で彼女を助けるタキシード仮面のようなものと言えます。しかし、セーラームーンにおいては、どんどん仲間が増えて、その種の色気は早々に失われてしまいましたが。

 と~のは、15分間の夢を見せてくれるギャラクシーエンジェルを応援しています。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。